マドンナ(奥田英朗・講談社文庫)
2007年 02月 26日
奥田作品、3連チャンですね^^;
実はこの本、ずーっと前から書店で見かけていたんですが、
なんだか読む気がしなくって。。。
表紙からしてOLの話かぁ~、って思い込んでたんですよ<汗;;
そしたら・・!
なんと全然違った(笑)。
40代の中間管理職真っ只中、哀しくも可笑しい課長サンたちの
お話でした!(ちゃんと裏表紙読みなさいって・・・^^;)
いやいや、このオジサン課長たちのジタバタぶりが、
もう~、可笑しくて・・・!!
もっと早く読めばよかったです^^;
5篇の連作集・・という感じでしょうか、全て主人公は別人ですが、
どれも悲哀と笑いに満ちた課長サンの奮闘物語です。
部下のOLをマジ好きになっちゃって若い男の部下ととっくみ合いの
大ゲンカまでしてしまったり、
休日の会社行事を強制する上司と若い社員と板ばさみになったり、
次は自分・・と思っていたポストを女性に奪われたり、、、と
まぁよくある会社の事情を抱えていて、
家庭でもまぁよくあるように居心地は悪かったりするワケで。。。
その悶々とした悩みっぷりやうろたえぶりが、もうホントにリアルで可笑しい!
現実にこんな課長がいたら「だっさー!」と一蹴モンだけど、
なぜか奥田さんの描く彼らは妙に熱くて、
カッコ悪いのに、カッコイイんだな、これが。
ダサい彼らにだって、「くっそ~~~~~!」という熱い思いがあって、
溜まっていくストレスはマグマのごとく・・・(笑)。
不器用で、ダサくて、オヤジで、体制寄りで、地味~な彼らだけど、
実は彼らなりのポリシーもあって、一生懸命で、優しかったりするんですよね。
だからかな、ものすごくジタバタしていて笑えるのに、
なんだかちょっと情が湧くっていうか、ふとカッコよく見えたりしてしまうワケ。
「ボス」のラストなんて、大人の優しさが滲み出ててよかったですよ。
若造社員なら、絶対声かけちゃいますって(笑)。
やっぱり奥田さんは面白い!
同じく敬遠してた「ガール」も読んでみようかな^^;
実はこの本、ずーっと前から書店で見かけていたんですが、
なんだか読む気がしなくって。。。
表紙からしてOLの話かぁ~、って思い込んでたんですよ<汗;;
そしたら・・!
なんと全然違った(笑)。
40代の中間管理職真っ只中、哀しくも可笑しい課長サンたちの
お話でした!(ちゃんと裏表紙読みなさいって・・・^^;)
いやいや、このオジサン課長たちのジタバタぶりが、
もう~、可笑しくて・・・!!
もっと早く読めばよかったです^^;
5篇の連作集・・という感じでしょうか、全て主人公は別人ですが、
どれも悲哀と笑いに満ちた課長サンの奮闘物語です。
部下のOLをマジ好きになっちゃって若い男の部下ととっくみ合いの
大ゲンカまでしてしまったり、
休日の会社行事を強制する上司と若い社員と板ばさみになったり、
次は自分・・と思っていたポストを女性に奪われたり、、、と
まぁよくある会社の事情を抱えていて、
家庭でもまぁよくあるように居心地は悪かったりするワケで。。。
その悶々とした悩みっぷりやうろたえぶりが、もうホントにリアルで可笑しい!
現実にこんな課長がいたら「だっさー!」と一蹴モンだけど、
なぜか奥田さんの描く彼らは妙に熱くて、
カッコ悪いのに、カッコイイんだな、これが。
ダサい彼らにだって、「くっそ~~~~~!」という熱い思いがあって、
溜まっていくストレスはマグマのごとく・・・(笑)。
不器用で、ダサくて、オヤジで、体制寄りで、地味~な彼らだけど、
実は彼らなりのポリシーもあって、一生懸命で、優しかったりするんですよね。
だからかな、ものすごくジタバタしていて笑えるのに、
なんだかちょっと情が湧くっていうか、ふとカッコよく見えたりしてしまうワケ。
「ボス」のラストなんて、大人の優しさが滲み出ててよかったですよ。
若造社員なら、絶対声かけちゃいますって(笑)。
やっぱり奥田さんは面白い!
同じく敬遠してた「ガール」も読んでみようかな^^;
by marin_star | 2007-02-26 12:30 | 奥田英朗