被害者は誰?(貫井徳郎・講談社文庫)
2006年 05月 26日
へぇ~、貫井さんもこういう小説を書くんだ・・・
というのが、正直な感想です。
なにしろ、今まで読んだ貫井作品は
「慟哭」と「症候群」シリーズなので。。。
今回の作品はとんでもなく意外で、作者名を伏せられたら
貫井さんだとは絶対気付かないでしょう~。
以下、未読の方・これから読もうという方はお読みにならないでください。
(個人的見解ですが、あまりいいことは書いていません。)
「被害者は誰?」「目撃者は誰?」「探偵は誰?」「名探偵は誰?」の
4編が収められている、いわゆるフーダニットの連作集です。
最初に言っておきますと、
もともと私は、誰かが最後に推理を披露して解決してしまうだけの小説が
好きではありません。
(もう、これだけでかなりこの作品は分が悪いです・・・)
かなり軽い文体で、登場人物も軽いです。
肩のチカラを抜いて、ヒマつぶしに読むにはいいのかも。
でも、私はあまり笑えなかったし、「本格推理」ということですが、
ふ~ん、って感じでした・・・
現職刑事が、知り合いの切れる人物に事件の相談をしにいって、
その人物が事件のあらましを聞いただけで解決してしまう。
・・・こういう設定で思い浮かぶのは、東野作品の草薙&湯川。
湯川くらい個性が強烈だと面白いんですけど。
この作品の吉祥院慶彦は、
「著者近影を見ただけでも失神してしまうほど美形で
超天才のベストセラー・ミステリ作家」と書かれているものの、
それがあまり物語に生かされてない感じです。
吉祥院が「美形」であるがゆえに解決できた事件とか、
笑いを誘うエピソードがないので、
美形でなくても関係なかったじゃんって思うのですよ。
後輩をこき使う性格の悪さと図々しさ、その後輩とのかけ合いなんかは
ところどころクスっと笑えるところもあったけど、
それほどでも・・・って感じかな~。
「痛快無比!」「本格推理の傑作」というコピーには騙されました。
4編読んだものの、あまり心に残るものがなく、
すでに内容をあんまり思い出せません~~。
というのが、正直な感想です。
なにしろ、今まで読んだ貫井作品は
「慟哭」と「症候群」シリーズなので。。。
今回の作品はとんでもなく意外で、作者名を伏せられたら
貫井さんだとは絶対気付かないでしょう~。
以下、未読の方・これから読もうという方はお読みにならないでください。
(個人的見解ですが、あまりいいことは書いていません。)
「被害者は誰?」「目撃者は誰?」「探偵は誰?」「名探偵は誰?」の
4編が収められている、いわゆるフーダニットの連作集です。
最初に言っておきますと、
もともと私は、誰かが最後に推理を披露して解決してしまうだけの小説が
好きではありません。
(もう、これだけでかなりこの作品は分が悪いです・・・)
かなり軽い文体で、登場人物も軽いです。
肩のチカラを抜いて、ヒマつぶしに読むにはいいのかも。
でも、私はあまり笑えなかったし、「本格推理」ということですが、
ふ~ん、って感じでした・・・
現職刑事が、知り合いの切れる人物に事件の相談をしにいって、
その人物が事件のあらましを聞いただけで解決してしまう。
・・・こういう設定で思い浮かぶのは、東野作品の草薙&湯川。
湯川くらい個性が強烈だと面白いんですけど。
この作品の吉祥院慶彦は、
「著者近影を見ただけでも失神してしまうほど美形で
超天才のベストセラー・ミステリ作家」と書かれているものの、
それがあまり物語に生かされてない感じです。
吉祥院が「美形」であるがゆえに解決できた事件とか、
笑いを誘うエピソードがないので、
美形でなくても関係なかったじゃんって思うのですよ。
後輩をこき使う性格の悪さと図々しさ、その後輩とのかけ合いなんかは
ところどころクスっと笑えるところもあったけど、
それほどでも・・・って感じかな~。
「痛快無比!」「本格推理の傑作」というコピーには騙されました。
4編読んだものの、あまり心に残るものがなく、
すでに内容をあんまり思い出せません~~。
# by marin_star | 2006-05-26 12:17 | 貫井徳郎