カテゴリ:海堂 尊( 1 )

 

チームバチスタの栄光<上・下>(海堂 尊・宝島社文庫)

第4回「このミス」大賞受賞作、待望の文庫化です!
いや~~、マジで待ってましたよ!
書店で平積みされた単行本に何度も手が伸びかけましたが、
ようやく読めました!

上下巻でなくてもよかった気がしますが、それはさておき、
やっぱり面白かった!!

「チーム・バチスタの奇跡」といわれ、輝かしい成功を重ねてきた
東城大学医学部付属病院バチスタ手術チーム。
連戦連勝のこのバチスタ手術が、つい最近3例の
原因不明の術中死が連続発生。
同病院の通称・愚痴外来の万年講師・田口は、病院長自らの依頼により
内部調査を始めることになる。

読み始めはちょっと手こずりました。
いろんな導入部が次々と語られるわりには、グイーッと引き込まれる感じが
イマイチ無くて・・・

でも、田口の聞き取り調査が始まって、関係者の一人一人の個性が
ぶつかり合い始めたら、俄然面白くなりました!!

バチスタ手術の様子や専門的な用語が分からないと
少しイメージしにくいかもしれませんが、
ちょうどドラマ「医龍2」を見てるところなので、分かりやすかったです。
執刀医・助手・麻酔医・臨床工学士・看護師それぞれの仕事や関係も
おー、まさに医龍の世界!って感じで。(笑)

(「医龍2」で阿部サダヲ演じる麻酔医が、この作品に出てくるのとそっくりな台詞を
言ってた!この作品のパクリでしょうか?アリなのかなぁ~?^^;)

途中から登場する強烈な個性の白鳥を始め、登場人物がものすごく個性があって
うまいな~~って感じです。
深刻なテーマなのにところどころにユーモアもあって。
田口のちょっとボケッとしていながら実は鋭いキャラも良かったし、
病院長やフジさんも物語が進むにつれ、どんどん魅力を増していきます。
いろんな個性のぶつかり合いが、どんどん物語を転がしていく感じで
特に白鳥登場以後の下巻は、読み出すと止まらない!

何が問題なのか分からないまま進んでいく最初の展開にボーっとしていると、
あれよあれよという間に緊迫した光と闇の世界に巻き込まれていた、って感じで、
その筆力には脱帽です。

満場一致であっという間に大賞に決まった・・というのもうなずけます。


この「田口&白鳥」コンビの続編もあるんですよね。
「ナイチンゲールの沈黙」と「ジェネラル・ルージュの凱旋」。
文庫になるのはいつのことやら・・・
でも絶対読みたいです!
[PR]

by marin_star | 2007-11-16 22:25 | 海堂 尊