カテゴリ:真保裕一( 4 )

 

誘拐の果実<上・下>(真保裕一・集英社文庫)

久々の真保さん作品です。
(「ダイスをころがせ!」は食指が動かず読んでないので・・・)

犯人の要求は入院中の患者の「死」!・・という、
前代未聞の誘拐事件に続いて、
身代金を株券で要求する、という別の誘拐事件も発生。

見えない犯人に対して闘いを挑む、
それぞれの事件に関わる警視庁の桑沢と神奈川県警の加賀見。
そして浮かび上がった意外ともいえる容疑者たち。

事件解決のクライマックスまでは、緊迫感のある展開で
今までに読んだことのない2つの誘拐事件がどんな解決をみるのか、
ものすごくワクワクしながら読み、惹き込まれました。

容疑者は早い段階で絞り込まれてしまいますが、
彼らの真意を知ろうとする家族たちの再生の物語にもなっています。

ところが・・・
緻密な計算のもとに仕組まれた2つの誘拐事件、と思ったら、
ちょっと違うんですよ、最後が。
裏表紙に「感動のラストへ!」と書いてあるんですが、
なんで無理やりこういうラストに持っていくのかな・・と。
最後の章の犯人たちの真意、というのが、読後しばらくすると
ムクムクと違和感が膨らんでしまいます。
犯人のキャラクターも最後の章になってギャップがありすぎ、
(いい意味での意外性というのとは違う、ありえない違和感。。。)
動機や犯人たちのその後もなんだかちょっと都合よすぎる感じ。

残念だなぁ・・・

日本人的な甘い「感動のラスト」ではなく、もっと切なく胸打たれるような
鋭い結末のほうが似合っていたように感じます。
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by marin_star | 2005-11-24 12:29 | 真保裕一  

奪取(上・下)

ずいぶん前に読んだ本ですが、
真保さんの作品の中でもピカ一おもしろい!!です。
私の大好きな本ベスト5に入ります。
上下巻の長さを感じさせず、はらはらドキドキの連続!!
これを読んでから、公園で「みつまた」の木を見ると
ニヤニヤしてしまいます・・(^m^*)ププッ

*あらすじ*
ヤクザの街金にハメられて作った借金がきっかけで、
大胆な偽札造りを始めた道郎。
因縁のヤクザと銀行を相手に、
大金をめぐるコンゲームが始まった・・・!
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by marin_star | 2004-09-01 22:55 | 真保裕一  

ボーダーライン

真保さんが初めて挑んだハードボイルド探偵小説。
といっても犯人探しや謎解きではなく、事件を追うことで
自分の人生や人生観・社会の暗部を突き詰めていく、という
真保さんらしい読み応えある作品。

*あらすじ*
アメリカの居住権を持つ探偵の永岡は、
不法滞在者の日本人青年を探す仕事を依頼される。
やっと出会ったその青年は、天使のような笑顔を見せながら
いきなり発砲してきた…。
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by marin_star | 2004-09-01 21:57 | 真保裕一  

ストロボ

「これを読まなければ真保裕一は語れない!」という
書店のPOPを見て即買いだったけど…。
期待が大きすぎた??
やっぱり真保さんは長編が好みだなぁ。
もっと年をとってから読み返すといいのかも?

*あらすじ*
とうに50歳を超え、仕事を確実にこなす生活のカメラマン。
ある女性の依頼をきっかけに、写真への情熱あふれた時代へ、
ゆっくりとフィルムを巻き戻す…。
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by marin_star | 2004-09-01 17:01 | 真保裕一