カテゴリ:あさのあつこ( 1 )

 

The MANZAI 1 (あさのあつこ・ピュアフル文庫)

あさのあつこさん、初の作品です。
娘用に購入したんですが、面白そうなので借りて読みました^^;

中学1年の夏に不登校になり、父と姉を交通事故で失った歩。
転校した中学で、突然同級生の貴史に「俺とつきおうてくれ」と迫られる。
すわっ、ホモ??と焦る歩と、熱烈に迫る貴史の会話が、
いつの間にか絶妙な掛け合いになっているところが
物語の行く末をさっそく期待させます。
だって、おつきあいして欲しいのは漫才のコンビとしてなんですから。(笑)

不登校・肉親の事故死から、「普通でいること」を頑なに演じ続けてきた歩は、
そんな自分に
「初めて会ったときからピンときた。俺とおまえには才能がある!」と
心の中にずんずん入り込んでくる貴史にとまどいを隠せない。

そんな二人が学園祭の劇「ロミオとジュリエット」で、
貴史がロミオ、歩がジュリエットに扮して漫才をやることに!

クラスみんなと協力しながらマジメに漫才劇(?)を作り上げていく中で、
歩の心のカセが次第に溶けていきます。

普通じゃない=ダメなこと、ではなく、
普通じゃない=特別なヤツ ってことなんだね。

ツライことも悲しいことも笑い飛ばしてしまう強さ、
自分の気持ちに素直に生きる大切さ、
感情をぶつけ合う本当の友情などを
ユーモアたっぷりのリアルな少年たちの姿をとおして、
爽やかに描いています。


2・3・・・と続いている作品なので、続きもぜひ読んでみたいです。
娘もすでに本屋へ行く日を楽しみにしているようです^^
あさのあつこ×重松清さんとの巻末特別対談もなかなか面白かったです。
[PR]

by marin_star | 2007-01-16 23:13 | あさのあつこ