空中ブランコ(奥田英朗・文藝春秋)

譲ってくださった方がいたので、単行本を読みました。
イン・ザ・プール」よりパワーダウンした・・なんて書評も
ちらほら見かけていましたが、
前作を読んだのがけっこう前だったせいか、
またまた新鮮な気分で、めっちゃ面白く読めました!

特に「空中ブランコ」と「義父のヅラ」には笑いました。
あのトドのような伊良部先生が空中ブランコって・・・・(笑)
それだけでも十分笑えます。
ラストの「体はそのままで首だけひょいと回した」って姿も
もー、思い浮かべるだけでなんてチャーミング♪(爆)

ヅラを引っ剥がしたい衝動・・・ぷぷぷぷっ!!分かる分かる!(爆)
しかも、権威ある学部長で義理の父、という機嫌を損ねたら
人生おしまい、みたいな人物のヅラ。そりゃ~、気になりますよ!
人間、ダメって言われると余計に気になって気になって仕方ないですもんね~。
で、治療(?)と称して歩道橋にしょーもない落書きをしちゃうところが
またまた笑っちゃいますね。(捕まらなくて良かったよね^^;)

なんでもすぐに首を突っ込んで、人の話を全く聞かずに突っ走る、
メチャクチャな性格は健在。
呆れるほどにな~んにも変わってない。
しかし、彼の元へなぜか通院してしまう患者同様、
すでに読み始めから伊良部先生の不思議な術中にハマっている
感じです^^;

ラストの「女流作家」は少しキレイにまとめすぎちゃったかな~。
あのセクシー看護婦さんがそういうキャラだったのが驚き。
(っていうか、そういうふうにして欲しくなかったなぁ・・・)

でも、やっぱり楽しい伊良部ワールド。
続編、もっと読みたい。
「町長選挙」も面白そうです。



第131回 直木賞受賞作
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by marin_star | 2007-02-25 20:31 | 奥田英朗  

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