アルキメデスは手を汚さない(小峰 元・講談社文庫)

懐かしいですね。
昔々、兄の部屋にあった単行本を読んだことがあります。
「プラトンは赤いガウンがお好き」とか「ソクラテス最後の弁明」とかも。
・・・しかし、全然中身覚えてない・・・^^;
たぶん、中学生くらいに読んだので、当時は難しかったんでしょうね~。

東野圭吾さんがミステリを書くきっかけになった・・と
「あの頃ぼくらはアホでした」の中でも書いていたので、
また読んでみたいなぁ~と思っていた矢先に復刊。
さすが、出版社は抜かりないね。
東野さんの直木賞受賞がなかったら復刊はなかったでしょうけど、
今読んでもけっこう面白い。

確かに時代背景とか、登場人物の会話とか観念とか、古いです。
今ドキこんな高校生、理解できないでしょう~。。。と思いますが、
「アルキメデス」というダイイングメッセージあり、毒盛り事件あり、
時刻表トリックあり、密室トリックあり、・・・と本格推理テンコ盛り!
どんどんたたみかけるように事件が展開していくので、
時代の古さを感じつつも、けっこう面白く読めてしまいます。

(高校時代の東野さんが喰い入るように読み耽っている姿を想像すると
さらに楽しい^^)


まあ偶然の重なりで解決するみたいなところはありますが、
当時の高校生が自分たちの生き方を必死に模索しているさまや
彼らなりのポリシーを持って事件に絡んでいく一途さは
なかなか読み応えがあります。

終盤間際のどんでん返しもあり、ラストシーンもかなり印象的。
あー、こういうのも東野さんが影響を受けた部分なのかな、なんて
想像してしまいました^^




第19回江戸川乱歩賞受賞作
198?年初読  2006年9月再読
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by marin_star | 2006-11-02 12:56 | その他  

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