夜のピクニック(恩田陸・新潮文庫)

読みましたよ~、夜ピク。

高校時代に読みたかったなぁ~。。。
瑞々しい切ない気持ちや、自分の出生にこだわる若さ、
ただひたすらに夜通し歩くことへの高揚感、
親友たちとの語らいや小さな賭け、etc・・・
どれをとっても、やっぱりもっと若い頃に読んでれば
もっともっと共感できただろうなぁ~、と(笑)。

もちろん、恩田さんの瑞々しい文章力で
貴子と融の微妙な関係の変化とか、
親友との友情とか、好きな人への密かな想いとか、
あー学生の頃ってあんなだったなぁ~って思い出させてくれます。
胸がちょっと甘酸っぱくなるようなキラキラした感じ。

忍くんみたいな彼がいたら素敵だったろうなぁ~、とか
妄想にひたって読みました(爆)。

「日常生活は以外に細々したスケジュールに区切られていて、
長時間思考し続ける機会を意識的に排除するようになっている。
いったん疑問を感じてしまったら人は前には進めない。
歩行祭は歩き続ける限り思考が1本の川となって自分の中を
さらさらと流れていく得がたい機会」
というくだりは、なるほどなぁ~ってうなずいてしまいました。
前に進むために雑念を切り捨てて目の前のスケジュールに
埋没する、ってよくあるよね。
でも、こんなふうにじっくり飽きるまで考え続ける機会って
本当に日常生活ではなかなか手に入らないよね。


私も大学時代のイベントで、山手線を歩いて一周する、というのを
経験しているので、夜通し歩き続ける足の痛みや高揚感を
なんだか懐かしく思い出しながら読みました。
(ただ、大学生なのでこんな青春してる人より、
酔っ払って“歩く宴会”状態の人のほうが多かったけどね^^;)



第2回本屋大賞・吉川英治文学新人賞 受賞作
2006年9月映画公開
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by marin_star | 2006-10-01 22:10 | 恩田 陸  

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