陽気なギャングが地球を回す(伊坂幸太郎・祥伝社ノンノベル)
2005年 08月 03日
個性的な登場人物と知的で洒落た会話が小気味よく心地よい、
無条件に楽しめる作品です。
嘘を完璧に見抜いてしまう男、饒舌な演説名人、
動物好きな天才スリ、1秒の狂いもない体内時計を持つ女。
この4人の銀行強盗(ギャング)たちの、まあ何と愛おしいこと!
とにかく、彼らの交わす台詞の一つ一つがキラキラと光っていて、
軽快でテンポの良いやり取りに心を奪われてしまいます。
こんな洒落た会話を物語の中に違和感なくすぅーっと溶け込ませて
実に見事に登場人物の個性を魅力的に立たせているスゴさ!
これはもう、伊坂ワールド炸裂です!
用意された小道具たちの笑える使われ方も面白かったし、
エピソードの一つ一つも、なかなか他の作家さんでは出会えない
伊坂さんならでは、という感じが。
展開としては分かりやすい、実にスッキリ明快なお話です。
最後のどんでん返しの連続も、先が読めてしまう感じはありましたが
そうなってくれた安堵感というか、まっとうな展開を喜んで受け入れられました。
普通の人がほとんど出てこない(笑)ので、映画的な感じを受けましたね。
(映画化も楽しめそうです。)
キャラがはっきりしてるっていうか、悪人とそうでない人たちの役割も明確。
なので、
難しいこと考えずに、思いっきり伊坂ワールドを楽しみましょう!
無条件に楽しめる作品です。
嘘を完璧に見抜いてしまう男、饒舌な演説名人、
動物好きな天才スリ、1秒の狂いもない体内時計を持つ女。
この4人の銀行強盗(ギャング)たちの、まあ何と愛おしいこと!
とにかく、彼らの交わす台詞の一つ一つがキラキラと光っていて、
軽快でテンポの良いやり取りに心を奪われてしまいます。
こんな洒落た会話を物語の中に違和感なくすぅーっと溶け込ませて
実に見事に登場人物の個性を魅力的に立たせているスゴさ!
これはもう、伊坂ワールド炸裂です!
用意された小道具たちの笑える使われ方も面白かったし、
エピソードの一つ一つも、なかなか他の作家さんでは出会えない
伊坂さんならでは、という感じが。
展開としては分かりやすい、実にスッキリ明快なお話です。
最後のどんでん返しの連続も、先が読めてしまう感じはありましたが
そうなってくれた安堵感というか、まっとうな展開を喜んで受け入れられました。
普通の人がほとんど出てこない(笑)ので、映画的な感じを受けましたね。
(映画化も楽しめそうです。)
キャラがはっきりしてるっていうか、悪人とそうでない人たちの役割も明確。
なので、
難しいこと考えずに、思いっきり伊坂ワールドを楽しみましょう!
by marin_star | 2005-08-03 00:06 | 伊坂幸太郎