むかし僕が死んだ家(講談社文庫)

子供の頃の記憶が全くない、という沙也加。
昔恋人だった「僕」は、彼女に頼まれて、山奥のさびれた別荘へ足を運ぶ。
たった1軒の別荘の中で、たった2人の男女によって
解き明かされていく、不思議な別荘の謎、そして彼女の過去 -------- 。

見落としてしまうほど細かな伏線につぐ伏線と、
やられた~!!と歯噛みしたくなるミスリード。
えっ!?と思わず何度もページを繰り戻して確認するほど、
綿密に仕掛けられた作者の罠にまんまとハマってしまいます。

実際の登場人物は2人だけれど、
不思議な別荘に関わっていた人たちの痕跡が、
まるでそこにいるかのように人柄を語り、
予想もつかない秘められた過去の
封印が解かれていく。。。
自分が自分であることの意味を突きつけられるような物語です。
[PR]

by marin_star | 2005-02-09 22:23 | 東野圭吾  

<< 宿命(講談社文庫) パーフェクト・プラン(宝島社文庫) >>